私のこだわりというか安心感から、屋根塗装で使う塗料メーカーはオリエンタル塗料でほぼ決まっています。
様々な塗料メーカーがありますが、過去に膨れや剥がれが起きていないのは、オリエンタル塗料のおかげだと思っております。
オリエンタル塗料の特徴は以下の通りです。
・他社製品のフッソ樹脂よりも耐候性に優れている
・紫外線に強く、色褪せしにくい
・下塗りでシリコン樹脂を使用することで密着性アップ
一般の方はあまり存知あげてない方もいらっしゃいますが、塗装の業界で本当にお客様の考えている方は必ず知っています。このページでは、オリエンタル塗料について紹介いたします。
オリエンタル塗料の品質の高さ
耐候性
スーパーUV試験(耐候促進性試験)のデータ比較になります。スーパーUV試験とは、塗装後の経過を観察して光沢がどれほど保持できているかを調べるものです。
これも一目瞭然です。オリエンタル塗料の「シリコン樹脂+シリコン樹脂クリヤー」「遮熱シリコン樹脂+シリコン樹脂クリヤー」は長時間、光沢を保持できていることがわかります。
スーパーUV試験の結果から、他社製品のフッソ樹脂よりも優れていると判断できます。
同じシリコン樹脂とフッソ樹脂でも、その配合量や配列、主骨格によってこれだけ差つきます。
色あせしにくい
上記のスーパーUV試験を行った見本板です。実際に塗装した面を見てみると、他社との違いがわかりやすいです。
オリエンタル塗料が塗られている左側2つの見本板は、時間が経っても色あせが少ないです。右側2つの見本板と比べると、ここまで色差が出ています。
これは、使っている顔料の違いが顕著にあらわれています。
密着性
オリエンタル塗料でよく聞くプライマー言えば、カチオン系、エポキシ系ですが私は持っていません。
弊社では、屋根塗装の際はオリエンタル塗料のシリコン樹脂で密着させています。
よく屋根の塗り替えでトラブルになるモニエル瓦も、シリコン樹脂で密着させます。耐候性もかなりいいです。
以前に「なぜ、シリコン樹脂が良いのか」と元オリエンタル塗料の開発の石野さんに伺ったことがあります。
「屋根には湿気が必ずあり、かなり乾燥と収縮繰り返す。そして、紫外線量や降雨の影響で、細かいホコリやちり、水分表面の摩耗もある。そのバランスが一番良く、様々な樹脂の中で最も水分になじみやすいのがシリコン樹脂です。」
とのことでした。
正直、材料費は高くなりますが、品質を求める私にはかかせない塗料メーカーです。
オリエンタル塗料は屋根塗料のパイオニア
今、石野さんはオリエンタル塗料を退職され、大同塗料に移られています。
ですので、私の扱う屋根の塗料のほとんどが、オリエンタル塗料か大同塗料になっています。
石野さんのファンです(笑)
日本瓦(いぶし瓦)、陶器瓦(釉薬瓦)、センメト瓦、乾式コンクリート瓦(モニエル瓦)、薄型化粧スレート(カラーベスト)、波形スレートなどありとあらゆる屋根材に塗装できます。
これが屋根塗料パイオニア、オリエンタル塗料です。もちろん、石野さんの新たに開発した大同塗料の屋根塗料も素晴らしいです。
まとめ
オリエンタル塗料は非常に耐候性が高く、他社と比べても紫外線による色あせも少ないということが証明されています。
また、密着性にも優れており、弊社では屋根塗装を行う際はオリエンタル塗料のシリコン樹脂が欠かせません。
様々な屋根材がある中で、オリエンタル塗料はあらゆる素材に適しているため、安心してお客様にもご提案できます。屋根塗装をご検討中の方は、ぜひ金丸塗装までご相談ください。