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変成無機塗料の取り扱い注意点

塗料にはいくつもの種類があり、中でも「変成無機塗料」と呼ばれるものは、耐候性が非常に高い塗料になります。ただし、デメリットや使用する際の注意点もあります。

変成無機塗料の特徴は以下の通りです。

・建築塗料業界で最高の耐候性を持った塗料
・一般のシリコン塗料に比べるとシーリング面などが割れやすい
・RC造、S造、サイディングに適している
・ダイフレックスの「スーパーセランシリーズ」がオススメ

このページでは、変成無機塗料の取り扱い注意点やオススメの塗料について説明いたします。

変成無機塗料とは

変成無機塗料とは、建築塗料業界で最高の耐候性を持った塗料です。

元々はセラゼックスという土木用の完全無機塗料で、主にトンネルなどに使われています。

土木用では、塗膜が割れても防汚性や耐候性があれば良かったのですが、建築用となるとそうはいきません。

なので、有機をハイブリッドさせて塗膜を柔軟にし、ある程度の動きに追従できるようにしています。

変成無機塗料はシーリング面が割れやすい

前述の通り、変成無機塗料は有機を配合して柔軟性を備えてはいますが、20年以上の耐候性の持たせるために塗膜が高硬度になっているので、一般のシリコン塗料よりはシーリング面などが割れやすいです。

シーリング面で塗膜が割れても性能には問題はありませんが、美観を損ねる場合があります。

例えば、建物の構造別の注意点は次の点が挙げられます。

S造ALC シーリング面でかなり塗膜の割れが起りやすく、美観を求めるなら勧められません。
RC造・S造 建物の動きが少なくシーリング面も少ないので、打ち継ぎ目地に緩衝塗料やシーリングを化粧打ちすれば大丈夫です。
木造 パワーボードはシーリング面が多いので、勧めれないです。
サイディング 緩衝塗料や化粧打ちをすれば大丈夫です

耐候性が良いからといって、建物の構造などを考えずに塗料選びをしないように注意しましょう。

また、施工面での注意点は、2液型の場合は一般の塗料とは違い、水と油を混ぜるようなものなので十分に撹拌しないといけません

さらに撹拌後、水と油なのでしっかりと熟成させる必要があります。今、はやりの熟成ビーフみたいものです。うまみをだす。(性能をだす)

変成無機塗料はダイフレックスのスーパーセランシリーズがオススメ!

当社では、ダイフレックスのスーパーセラン、スーパーセランマイルド、スーパーセランアクアを取り扱っています。

10年以上の実績と有機、無機のハイブリッドの技術にて、建築用に転用された塗料です。

昨今では変成無機塗料のJIS規格がなく、肝心な耐候性に関わる無機の含有率が少ない変成無機塗料が色んなところから発売されています。

変成無機塗料と言っても、無機の含有率が少ないと高耐候性が期待できませんので、変成無機塗料の塗料メーカー選びにはご注意ください。

まとめ

変成無機塗料とは、建築業界で最も優れた耐候性を持つ塗料です。ただ、シーリング面の塗膜が割れやすいというデメリットもあるので注意が必要です。

シーリング面の塗膜が割れたとしても問題が発生するわけではありませんが、美観は損なわれてしまうため、建物の構造を考慮したうえで塗料を選ぶことが重要となります。特に、S造ALCや木造の場合は、シーリング面での割れが目立ちやすいです。

また、変成無機塗料の中でも、耐候性にかかわる無機の含有率が少ない商品もあるので、塗料を決める際は塗料メーカー選びにも注意するようにしましょう。

弊社では、ダイフレックスの「スーパーセランシリーズ」を取り扱っております。変成無機塗料について気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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