大阪府泉大津市、高石市、堺市、和泉市、岸和田市、忠岡町の外壁塗装、
塗り替えやリフォームなどでお悩みの方は【金丸塗装】にぜひご相談ください。

クリヤー塗料とは

クリヤー塗料とは、色を付けるための顔料を含まない透明な塗料のことです。

無色透明なので、上から塗装をしても、既存のデザインがそのまま透けて見える状態で、下地を保護することができます。

また、顔料の含まれた通常の塗料と同様に、塗料に配合されている樹脂によって塗料のグレードや価格は異なります。

クリヤー塗料のメリット

外壁のデザインを残せる

既存の外壁のデザインを残すことができるというのが、クリヤー塗料の最大のメリットと言えるでしょう。無色透明な塗料なので既存のデザインを塗り潰すことなくそのまま残すことができます。

そのため、タイル調やレンガ調など意匠性の高い外壁材や現在のデザインが気に入っているという方には、クリヤー塗料はおすすめの塗料です。

外壁の保護ができる

クリヤー塗料には、色を付ける顔料は含まれていませんが、塗料の耐久性を高める樹脂は配合されています。

そのため、顔料が含まれた通常の塗料と同様に紫外線や雨風などから保護する役割を果します。

艶を出すことがきる

クリヤー塗料は、「艶あり」「3分艶」「艶なし」の3種類から艶の度合いを選ぶことができます。

艶ありは汚れが付きにくく、新築のような明るい印象に仕上がり、艶消しの場合は、汚れは艶ありに比べて付きやすくなりますが、光沢を抑えることで落ち着いた印象に仕上げることができます。

チョーキングが発生しない

チョーキング現象とは、表面を触るとチョークのような粉が付く現象のことで、雨や紫外線によって塗膜が劣化し、塗料に含まれている顔料が粉状になって表面に現れます。

しかし、クリヤー塗料には、顔料が含まれていないのでチョーキングが発生することはありません。

クリヤー塗料の注意点

劣化が激しい場合はクリヤー塗装はできない

クリヤー塗料は、無色透明な塗料のため下地の状態が元々良くないと塗装することはできません。

ひび割れや色あせなどの劣化症状が現れてからクリヤー塗料で塗装をしてしまうと劣化部分もそのまま透けて見えてしまい、美観が悪くなってしまいます。

また、一般的に新築から10年前後経過するとチョーキング現象が現れるようにありますが、チョーキングが発生している外壁にクリヤー塗料で塗装をすると白く濁った仕上りになってしまいます。

そのため、今のデザインが気に入っていてそのまま残して塗装をしたいという場合には、新築から10年程度を目安にできるだけ早めに塗り替えをするようにしましょう。

クリヤー塗装できないサイディングがある

光触媒・フッ素・無機塗料といった特殊塗料で外壁材の表面がコーティングされている場合は、基本的にクリヤー塗料で塗装することはできません。

これらの塗料は、耐久性が高く親水性に優れた塗料なので、旧塗膜があまり劣化していない状態で上から新しい塗料を塗っても塗料が密着しにくく、すぐに塗膜が剥がれ落ちてしまう可能性があります。

特殊塗料に対応した下塗り材を使用することで施工できる場合もありますが、全ての状況で問題なく施工できるというわけではないので、業者に施工できるのか判断をしてもらう必要があります。

クリヤー塗料の施工方法

クリヤー塗装は2回塗り

一般的な色付きの塗料では、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが主流です。

しかし、クリヤー塗料の場合は、色のついた下塗り材を使うことができないので、下塗りを行わなくても下地に密着するように設計されています。

そのため、下塗りを除いた「中塗り」「上塗り」の2回塗りで施工を行います。

コーキング部分の塗装

サイディングのつなぐ目には、クッションのような役割としてコーキングが充填されています。

このコーキングの上にクリア塗料で塗装してしまうと、塗膜が経年で黒ずんでしまったり、シーリングと塗料の密着が悪く、塗膜の割れや剥がれの原因になってしまいます。

そのため、コーキング部分がしっかりと養生して、コーキングの上にクリヤー塗料が付かないよう施工をします。劣化したコーキングは、塗装完了後に後打ち工法で施工を行います。

クリヤー塗料の価格

スーパーセランアクアクリヤー（ダイフレックス）

材工価格：3,500円～/㎡

スーパーセランアクアクリヤーは、耐候性や低汚染性に優れている無機塗料です。艶あり・半艶・艶なしが選択できます。

紫外線による劣化を抑えられるため、ライフサイクルコストで考えると塗り替え回数を減らせるメリットがあります。

さらに、20～25年経過後も変色が少なく美しい光沢を維持し続け、美観の面から見ても高い性能を発揮します。低汚染性も持っているので、汚れの付着を防ぐことも可能です。

スーパーセランマイルドクリヤー

材工価格：4,600円～/㎡

スーパーセランマイルドクリヤーは耐候性・低汚染性が非常に高く、あらゆる劣化要因から建物を保護し、汚れの少ない綺麗な状態を維持し続けられる塗料です。

無機と有機のハイブリッド技術によって、25～28年の耐用年数が期待できます。

モルタル、コンクリート、PC板、石綿スレート板、鉄鋼構造物などに使用可能です。

ピュアライドUVプロテクトクリヤー(日本ペイント)

施工単価：2,000円～2,400円/㎡程度

ピュアライドUVプロテクトクリヤーはアクリルシリコン樹脂タイプの塗料で、特殊セラミック成分によって親水性が高く、汚れが付着するのを防ぐことができます。

耐用年数は8年～12年程度で、艶の度合いは「艶あり」「3分艶」「艶なし」の3種類あります。

また、同シリーズでは、フッ素樹脂タイプのUVプロテクト4Fクリヤーも販売されています。

こちらの耐用年数は10年～15年程度で、施工単価は3,200円～3,800円/㎡前後が相場になります。

プレミアムUVクリヤーSi(エスケー化研)

施工単価：1,800～2,200円/㎡程度

プレミアムUVクリヤーSiはアクリルシリコン樹脂タイプの塗料で、特殊セラミック成分によって親水性が高く、長期に亘って優れた超低汚染性を発揮します。

耐用年数は12～15年程度で、艶の度合いは「艶あり」「3分艶」の2種類です。また、同シリーズでは、フッ素樹脂タイプのプレミアムUVクリヤーFも販売されています。

こちらの耐用年数は15年～20年程度で、施工単価は2,500円～2,800円/m2前後が相場になります。

まとめ

今回はクリヤー塗料について、お話させていただきました。

クリヤー塗料は、今のデザインや風合いを残して塗り替えをしたいという方にはおすすめの塗料です。

ただ、親水性の高い光触媒・フッ素・無機塗料といった特殊塗料で下地がコーティングされている場合や劣化が進行してしまっている場合には、クリヤー塗料が使用できない場合があります。

そのため、クリヤー塗料での塗装がご希望の方は、劣化が進行していない段階から早めに業者相談する必要があります。

外壁塗装でお悩みの方は、ぜひ金丸塗装までお気軽にご相談ください！