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塗り替えやリフォームなどでお悩みの方は【金丸塗装】にぜひご相談ください。

塗装のできない屋根材カルカルーフに注意

屋根材には様々な種類があり、それぞれ耐用年数やメンテナンス方法などが異なります。

そして、カルカルーフのように塗装のできない屋根材も存在しますので、塗り替えの際は注意が必要です。

カルカルーフの特徴は次の通りです。

・カルカルーフは強化プラスチックの軽量屋根材
・強化プラスチックは塗料が密着しないので塗装できない
・他にも塗装できない屋根材「パミール」「レサス」「アーバニー」

このページでは、カルカルーフと呼ばれる屋根材の特徴について説明いたします。

カルカルーフとは

先日、屋根塗料メーカー方から、「カルカルーフって知ってます?もしくは塗られたことありますか?」と聞かれました。

その時は、恥ずかしながら「カルカフールってなんですか?」とお伺いしところ、「強化プラスチックの屋根材です。できれば用意できませんか?」と。

たまたまお寺の改修工事中で屋根屋さんと一緒だったので、さっそく聞いて屋根材を少し分けていただきました。

屋根セレクション

私自身、仲間内の塗装屋さんや塗料メーカーさんから「この屋根(外壁)塗れる?」とか「この屋根の種類何?」とか「この外壁どうしたいい?」など、よく相談を受けます。

今回はわからず、もっと知識を入れないといけないなと思い、本を購入しました。

現在の屋根材がほぼ載っています。いいものを見つけました。少し話しが脱線してしまいました。

強化プラスチックの屋根材はカルカルーフだけでなく、色々あるみたいです。輸入品も数多く、まだ見た目だけでは判断できません。

強化プラスチック屋根材は塗装できない

屋根塗料メーカーさんがミッチャク試験、耐候性試験、実暴試験を行いたいとカルカルーフを渡してきました。

そして「これがなかなか密着しません…」とのこと。

どこかの塗料メーカーさんで塗り替えの仕様があるかわかりませんが、私の知る限り、塗り替え仕様はありません。

ただ、強化プラスチックの屋根材の棟の方は密着するようです。

強化プラスチックの屋根材の塗装はこれから、まだまだ時間がかかりそうです。早くいい塗料がでますように。

こういうことが新しい塗料の開発につながるで、いつも本当に楽しく塗装道を歩んでいます。

その他の塗装できない屋根材

カルカルーフの他にも、「パミール」「レサス」「アーバニー」と呼ばれる屋根材は塗装ができません。

屋根材にアスベストの使用を禁止する法律が定められた時期に、各メーカーが相次いでノンアスベスト材の製造を始め、これらの屋根材もアスベストを含まない屋根材として作られました。

パミール、レサス、アーバニーが塗装できない理由は、早期に不具合が生じてしまうからです。

不具合が起きた原因は、ノンアスベストの屋根材の製造を急ぐあまりに、耐久性や劣化症状に対する検証が不十分だったことが考えられます。

それぞれの屋根材についてご説明いたします。

パミール

パミールは、1996年~2008年にかけて屋根材メーカーのニチハが製造・販売していたスレート屋根材です。

5~7年程で屋根材がミルフィーユのようにボロボロと剥がれていく「層間剥離」という現象や釘の腐食などの不具合が多発し、その後製造を中止する事態となりました。

釘の腐食については「メッキ処理が薄いものが混入していた」とニチハから発表があり、パミールではなく釘の品質に問題があったとしています。

そして、パミールが塗装できない理由は、塗装をしても耐久性が向上するわけではないからです。

層間剥離によって屋根材そのものが剥がれていくため、たとえ塗装をしても屋根材と一緒に塗膜も剥がれてしまいます。このような状況から、パミールは塗装しても意味がないと言えます。

また、通常は塗装前に高圧洗浄を行いますが、パミールの場合は高圧洗浄による水圧で屋根材がさらに剥がれ落ちていくので、高圧洗浄も行えません。

レサス

レサスは、松下電工(現ケイミュー株式会社)が1999年~2006年まで製造・販売していたスレート屋根材です。現在は販売中止となっています。

レサスもパミールと同じく、アスベストを含まない屋根材として作られましたが、やはり耐久性に問題があり、10年も経たずに不具合が報告されました。

その主な症状は、ひび割れ、反り、欠落です。特に細かなひび割れが発生するのが特徴的で、地震の揺れや飛来物が当たると欠けや落下にも繋がるので危険です。

レサスが塗装できない理由は、ひび割れしている屋根材に塗装をしても意味がないからです。

塗装したからといって耐久性が向上するものではなく、シーリング等で補修をしてもすぐにひび割れが発生する可能性が高いです。

また、ひび割れが多発している状態で屋根の上に上がると、人の重さで簡単に割れてしまいます。転落事故に発展する恐れもあるので注意しなければなりません。

アーバニー

アーバニーはクボタ(現ケイミュー株式会社)から販売されていたスレート屋根材です。こちらも製造が中止されたため、現在は販売されていません。

アーバニーシリーズには、「アーバニー」「ニューアーバニー」「アーバニーグラッサ」の3種類あります。

アーバニー:アスベストを含有タイプ。1982年~1994年まで製造。
ニューアーバニー:アスベストの規制により、アスベスト含有率を低くしたタイプ。1994年から2001年まで製造。
アーバニーグラッサ:アスベストを含まないタイプ。2001年~2005年まで製造。

今回塗装ができない屋根材として紹介するのは、パミールやレサスと同様にアスベストを含まないアーバニーグラッサです。

アーバニーグラッサは表面にランダムに大きな切り込みが入っており、デザイン性が高い屋根材です。

しかし、この切り込みが多数入っているが原因で非常に割れやすく、さらにノンアスベストなので強度が弱く、屋根材の欠けや落下も発生するといった問題がありました。

アーバニーグラッサが塗装ができないのは、割れを補修してもすぐに再発したり、塗装を行う際に屋根材が割れてしまう可能性があるからです。

またスレート屋根を塗装する際、通常は屋根内部の水分を正しく排水するために、屋根材と屋根材の間に隙間を作る「縁切り」または「タスペーサー工法」を行います。

屋根材同士の隙間が塗料で塞がらないようカッターで切り込みを入れたり、専用の工具で隙間を確保していくのですが、アーバニーグラッサに縁切り・タスペーサー挿入を行うと屋根材が割れてしまう恐れがあります。最悪の場合、雨漏り発生にも繋がります。

このように縁切り・タスペーサー工法が行えない点も、塗装ができない理由のひとつです。

塗装できない屋根材のメンテナンス方法

塗装できない屋根材の場合は、カバー工法もしくは葺き替えによるメンテナンスを行います。

カバー工法とは、既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねる方法です。既存の屋根材を残しておくので、撤去やアスベスト除去などの費用がかからずに屋根をリフォームできます。

ただし、劣化状況が激しかったり、雨漏りしている場合などはカバー工法では対応できない可能性があります。

葺き替えは、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を設置する方法です。下地や防水シートも全て新しいものに交換するので、劣化が進行している場合でも耐久性を復活させることが可能です。

デメリットとしては、既存の屋根材の撤去やアスベスト除去に費用がかかる点が挙げられます。

どちらを選択するかは、劣化状況、予算、今後のメンテナンス計画によって変わってきます。そのため、しっかりとメリット・デメリットを理解したうえで業者と話し合うことが大切です。

まとめ

塗装ができない屋根材はいくつか存在します。

その中で、強化プラスチックで作られたカルカルーフは、塗料が密着しないことが理由で塗装できません。

家の屋根材の種類が分からない方や、どのようなメンテナンス方法が適しているのか知りたいという場合は、お気軽に弊社までご相談ください。

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