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大阪府泉大津市、高石市、堺市、和泉市、岸和田市、忠岡町の外壁塗装、
塗り替えやリフォームなどでお悩みの方は【金丸塗装】にぜひご相談ください。

最も重要な工程、下地処理について

「下地処理が重要です」と、いろんなホームページで見かけると思います。

しかし、実際にどのような作業を行うのか、なぜそんなにも重要と言われるのかをきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。

下地処理に関して、以下の点を覚えておくようにしましょう。

・下地処理とは塗装面を綺麗にする作業のこと
・作業内容は高圧洗浄やひび割れ補修、シーリング補修など
・下地処理を怠ると、塗料が密着せずにすぐに剥がれてしまう
・下塗り材は主に「シーラー」「フィラー」「プライマー(錆止め)」の3種類を使い分ける

下地処理のレベルの差で、その後の出来映えや不具合にも繋がることはわかっておられると思いますが、実際にちゃんとした下地処理を行える施工業者は、残念ながらごくわずです。

それらを見極めたうえで、しっかりと施工業者を選定すれば、きっといい施工業者が見つかると思います。

下地処理とは

塗装は仕上がりや見栄えも大事ですが、よく見落とされているのが下地処理の過程です。

下地処理をせずに塗装だけをしてしまうと、劣化したままの状態の上から塗装することになり、一時しのぎとしては効果があるものの、長期的な住まいの保護という意味では中途半端になってしまうのです。

また塗装業界では、下地を最適な状態にるすことを「下地調整」といいます。下地には、セメント系、金属系、木質系など様々な種類があり、それぞれに適切な下地処理を行わないといけないんです。

選択した塗料を狙い通りに仕上げるためには下地処理が重要であり、これを怠ると仕上がり精度が低下するばかりかでなく、将来的に塗膜剥離や早期の錆の発生や躯体の劣化など様々な不都合が生じます

下地処理を化粧で例えるとスキンケア

わかりやすく例えると、下地処理は女性のお化粧で言うところのスキンケアになります。お肌の調子が良くないと、どれだけ良い化粧品を使ってもノリが悪くなってしまいます。

化粧の前に行う洗顔 → 塗装では高圧洗浄
化粧水や乳液 → 下地処理(Uカットシーリング、フィラー擦り込み、シーリング打ち替えなど)
ファインデーション → 下塗り材(シーラー、微弾性フィラーなど)
チーク、パウダー、アイシャドウ → 仕上材(シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料など)

わかりやすかったでしょうか?参考になればと思います。外壁塗装は特に下地処理が大事になります。

ですから、どのような素晴らしい効果を謳っている塗装であったとしても、見積時には「下地処理について説明してください」と言うことが大切です

下塗り材の種類

次に下塗り材の種類についてご説明いたします。主に以下の3種類あります。

タイプ 特長・用途
シーラー ・密着性向上
・吸い込み止め
・アルカリ押さえ
フィラー ・下地の不陸を補修したり、ひび割れを隠したり模様を変えたいときに使用する。
・セメント系、樹脂系のものが一般的。シーラー機能を兼ね備えるものもある。
プライマー(錆止め) ・鉄やアルミ面に塗装し、錆止め機能と密着機能をもたせる為に使用する。
・種類は用途、性能によって多種にわたる。

下地に適した下塗り材の選び方

■木部
目止め効果の高い専用の下塗り塗料や、上塗りと同一の塗料を使用する場合もあります。

■鉄構造物
さび止め塗料が一般的です。鋼材が酸化して腐食するのを直接防止します。

■コンクリート・モルタル
素地の状態によりフィラー類を使用する場合もありますが、基本的にはシーラー(合成樹脂エマルションクリヤー)を主に使用します。

一般的な下地補修の方法

コンクリート・モルタルの欠落・剥離の補修

【1】コンクリートとモルタルとの接着不良、モルタルのひび割れ、浮きによって剥落した箇所及び剥落しそうな箇所を打検ハンマーで調査します。
【2】補修箇所をラッカースプレーでマーキングし、場所や面積を図面に明示します。
【3】剥落しそうな箇所は、ハンマー・ケレン工具等で剥がし粉化物を除去、清掃します。
【4】エポキシ樹脂モルタルで修復します。

鉄筋の発錆・膨張によるコンクリートの剥落

【1】コンクリート内部から錆汁が流れていたり、鉄筋が腐食、膨張し、コンクリートが浮いている箇所及び既に剥がれて鉄筋が露出している箇所を打検ハンマーで調査します。
【2】補修箇所をラッカースプレーでマーキングし、場所や面積を図面に明示します。
【3】補修箇所をハンマー等でハツリ落とし、鉄筋を露出させ、ワイヤーブラシ等でサビ落としを行い清掃します。
【4】鉄筋部分に、特殊エポキシ樹脂錆止め塗料(ハイポン20デクロ)などの塗布により防錆処理を行う。
【5】欠損部への埋め戻しは、エポキシ樹脂モルタルをコテで塗布します。
【6】補修後の下地調整は、カチオン系フィラー(ニッペビルガードカチオンフィラー)をローラー塗装し面調整を行います。

モルタル浮きの処理方法

【1】コンクリートとの接着不良(肌分れ)を生じたモルタル施工箇所を打検ハンマーで調査します。
【2】著しいモルタルの浮き箇所をラッカースプレーでマーキングし場所、面積を図面に明示する。
【3】浮き箇所を電動ドリル(φ5㎜)で㎡当たり9~16穴を目安(20~30cmピッチ)としコンクリートに達するまで注入孔をあけます。
【4】モルタル接着注入用エポキシ樹脂を注入しコンクリートと接着処理を行います。
【5】注入孔は、エポキシ樹脂が流れ出ないようウエスを詰めエポキシ樹脂硬化後ウエスを抜き取りセメントフィラーを充填します。尚、ステンレスピンを接着穴に挿入することにより強度を増す工夫も多く見られます。

ひび割れ補修方法

【1】コンクリート・モルタルに発生したひび割れをクラックスケールで測定し、ひび割れの幅及び長さを調査します。
【2】ひび割れ補修箇所(0.5㎜以上)をラッカースプレーでマーキングし、場所、長さを図面に明示します。
【3】大きなひび割れ幅(0.5㎜以上)は電動カッターでクラック幅を中心にUカット処理(幅10㎜深さ10㎜)を行い溝内を清掃します。
【4】シーリング用プライマーを塗布した後、2液形アクリルウレタンシーリング材を充填します。
【5】硬化乾燥後その段差をカチオン系フィラー(ニッペビルガードカチオンフィラー)で面調整を行います。
【6】0.5㎜以下の小さいひび割れは、弾性塗料を刷毛ですり込むように塗布しひび割れを埋めます。

下地の段差修正の方法

下地調整で劣化膜などを除去すると模様の不揃い箇所・段差が生じます。

仕上げ塗料の種類によって異なりますが、この段差を残したまま塗装すると、仕上がり程度が一般的に悪くなります。

この傾向は、仕上げ塗料の膜厚が薄いものほど顕著に表われます。従って仕上がり精度を高めるためには、塗膜除去した箇所を旧塗膜のパターンに似た状態に回復しておくことが大切です。

■下地がリシン仕上げの場合
剥離した箇所にリシンを吹付け、周囲と同じ模様に合わせます。

■下地が吹付けタイル仕上げの場合
既存仕上材と同じ様に、剥離した箇所を吹付けタイルで仕上げます。

■下地がモルタルや下地調整材から剥離している場合
モルタルあるいは下地調整材で補修して、同じように仕上げます。

鉄部面の下地処理方法

【1】劣化塗膜の除去
劣化塗膜(浮き、ワレ、ハガレ、フクレ)はケレン工具を用いて、入念に除去します。活膜は残してよい。

【2】錆の除去
鉄部の塗装では最も重要な工程です。

錆を残したまま塗装したのでは、いかに良い塗料を使用しても期待通りの性能寿命が発揮できません。部位によっては異なりますが、ワイヤーブラシ、サンドペーパーによる手ケレンや電動工具で錆を十分に除去します。

【3】清浄
全面に軽くサンドペーパーを当てウエス等で拭き取ります。ほこり、汚れなど付着物を残したまま塗装しますと、密着性が低下します。

下地処理の様子

まとめ

下地処理とは、高圧洗浄やひび割れ・剥離の補修、シーリング補修などの作業のこと言い、塗料がしっかりと密着するように施工面を整える目的があります。

下地処理が不十分だと塗料本来の性能を発揮できずに、早期の剥がれやひび割れなどの施工不良が発生してしまいます。そのため、下地処理は塗装工事の中でも最も重要な工程とされています。

また、劣化状況に応じた修理方法や建材の種類に適した下塗り材を用いることも必要です。これらの判断を誤ってしまうと不具合が生じ、塗料の耐久性や防水効果が低下する恐れがあります。

業者から見積もり取る際は、下地処理の工程が含まれているか、また下地処理ではどのような作業を行うのかを確認しておくようにしましょう。

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